やったほうがいい料理のひと手間は?
料理教室の先生に聞く!Q&Aコーナー、みなさまから続々と質問をお寄せいただき、どうもありがとうございます
今回の質問は…『ちょっと面倒だけど、ぜひやったほうがいい料理のひと手間はありますか』
先生からの回答はこちら。
◆料理部門◆
やったほうが間違いなくいいけれど、なかなかやっていただけないのが、調理前に食材の水分を拭いておくこと。
たとえば洗った野菜を水気の付いたまま炒めた場合、これは炒め物というより煮ものになってしまいます。また調味料の味が入りにくかったり、衛生面でも雑菌が大好きな水分が多いことで日持ちも悪くなります。
また、まな板も包丁も洗って水分が多いまま使っていらっしゃる方がほとんどですが、これも仕上がりを悪くします。
◆パン部門◆
卵は面倒でもザルでこし、滑らかにした状態で準備すること。レーズンは熱湯をかけて油分を落とし、水気を取って使用すること。
◆お菓子部門◆
型の準備は地味な作業ですが、仕上がりに影響する大事な部分。パウンドケーキやジェノワーズなど型に紙を敷いて焼くお菓子は、適当に敷かず、シワなどが寄らず型にきっちり合うよう丁寧にすると、お菓子の仕上がり・見た目がきれいになります。
またお菓子やパンを焼いた際、焼き立てをすぐに味見したいところですが、焼き立てでは味がよくわからないので、少し待って「冷めたて」を食べるのが良いです。
ロールケーキやショートケーキなど生クリームのケーキは、完成してから半日は冷蔵庫で寝かすと生地とクリームが馴染んで一体感が出ます。
ほかに多かった回答は、「昆布とかつおぶしで出汁をとる」「パンやお菓子に使うクルミはローストする」というものでした。参考にしてみてください!